スマイルズの世界的名著 自助論

1858年に出され、日本では福澤諭吉の『学問のすすめ』と並んで読まれたという明治の大ベストセラー『西国立志編』の現代語訳版(原題は『Self-Help, with Illustrations of Character and Conduct』)。「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊の精神を広めた、古典的名著である。
アダム・スミスやニュートン、シェークスピア、ミケランジェロ、コロンブス、ガリレオ・ガリレイ…。さまざまな分野で活躍した有名、無名の人々のエピソードや言葉を引用しながら、「自助」の精神の重要性を訴えている。この現代語訳版では若干削除されている部分もあるが、読みごたえは十分である。

「世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ」と語ったソクラテス、「天才とは、一つの問題に深く没頭した結果生まれるものだ」としたビュフォン、「死やいかなる苦行が待ち受けていようとも、一つの魂を救うためには、たとえ一万回でもその中に飛び込む覚悟がある」と語ったザビエル。成功を収めた偉人たちの言葉からは、信念や使命感、努力の力を感じることができる。

この本には、よくもこれだけの成功例を集めたものだ、というくらい有名無名の成功者たちの“生き方と成功パターン”が示されている。そして、そこに共通するのは、この小さな“プラスの習慣”が身につくかどうかで、すべてに天と地ほどの大差がついてしまう。あなたに成功を保証するこの本の10の習慣は、すべて「朝、顔を洗う」のと同じくらい簡単に身につくことばかりである。

原因と結果の法則

 何かにつまずいた時や心が弱った時、頼りたくなるのが啓発書だ。本書は1902年に英国の作家によって記されたもので、世界に数多くある啓発書のルーツとも言われている。意外なことに、日本語版は今回が初出となる。
 現実がままならないのは、すべて悪しき思いによるもので、環境のせいではないと説く。結果としての成功も失敗も、その原因は必ず人間の心の奥底にある支配的な思いにあると言う。

 「人間は身勝手な欲望を放棄しているとき、搾取する側、される側のどちらにも属さない」という記述からは、当時の英国社会に蔓延していた閉塞感を宗教以外の論理で解消したいという狙いがうかがえる。「自己制御は熟練技能」という啓発書の基本が、1世紀前に存在していたことは興味深い。

デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちが、もっとも影響を受けた伝説のバイブル『AS A MAN THINKETH』。聖書に次いで一世紀以上ものあいだ多くの人々に読まれつづけている、驚異的な超ロング・ベストセラー、初の完訳!
「私たちの人生は、ある確かな法則にしたがって創られています。私たちがどんな策略をもちいようと、その法則を変えることはできません。『原因と結果の法則』は、目に見える物質の世界においても、目に見えない心の世界においても、つねに絶対であり、ゆらぐことがないのです」

7つの習慣―成功には原則があった!


本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。
7つの習慣を身につける前に、コヴィーが「パラダイムシフト」と呼ぶところの、世の中の仕組みに対する認識と解釈の転換をまず実現する必要がある。著者はこの転換の実現を支援し、生産性、時間管理、前向きな思考、「予防的に働く筋肉」(何かに反応するのではなく自発的に行動すること)の開発など、他にも多くのことに関する認識と行動に影響を与えている。
本書は明日からでも実践できることを謳い文句にしたヒント集ではない。そのコンセプトは時に複雑であるため、流し読むのではなく、じっくりと腰を据えてここから学び取りたいと感じる筈である。読み終えたときには、どの章にも付箋や手書きの注釈が数多く残され、コヴィーの集中セミナーに参加したような充実感に満たされることだろう。

7つの習慣 ティーンズ


これから大人社会での長い旅路に一歩を踏み出す、若い世代のための本。現実の人生をなんとかするのに役立つツール、幸せと成功を手に入れるための7つの習慣を紹介する。96年刊「7つの習慣」を土台としたティーンズ編。




【目次】
1 『7つの習慣』の基礎(「習慣」このすばらしきもの-成功の鍵はここにある/パラダイムと原則-何を人生の中心においたらいいの?)/2 私的な成功-まず「自分に勝つ」ために(ボクのワタシの「自己信頼残高」-どんどん貯まる自信貯金のしかた/第一の習慣 主体的に行動する-意志も筋トレで鍛えられる!?/第二の習慣 目的を持って始める-自分のミッションと目標をクリアにする/第三の習慣 一番大切なことを優先する-時間管理と有線順位づけを学ぼう)/3 公的な成功-やっぱり人からも認められたい(「人間関係信頼残高」-人からの信頼も貯金できる/第四の習慣 Win-Winの考え方-人生は本当に勝ち負けではないの?/第五の習慣 まず相手を理解してから、次に自分が理解される/第六の習慣 協力から生まれる相乗効果-ベスト・ソリューションを見つけよう)/4 リニューアル(第七の習慣 自分を磨こう-自分のための時間/希望を持ち続けよう-あなたも山を動かせる/偉大なる発見/フルーツ性格診断テスト/情報)

思考は現実化する


人は自分が思い描いたような人間になるという。すなわち思考は現実化する。原題は『The Think and Grow Rich Action Pack』。「Rich(富)」とは金銭的なもの精神的なもの、いずれをも指す。自己啓発である。「自己啓発」の語に警戒心を感じたら要チェック。そういう人こそ本書を読む価値があるかもしれない。
著者のナポレオン・ヒルは、鉄鋼王カーネギーの発案に乗り、20年間無報酬で「成功哲学」を徹底的に研究した。カーネギーが見込んだ500人をインタビューし、彼らが成功していく過程を子細に追視。そこに共通する“思考”と“やりかた”を体系的にまとめたのである。驚くべき偉業である。この本は、なぜ「あなた」が今の「あなた」なのかをやさしく教えてくれる。不安の種を取り除き、未来を自分の思う方向に切り開いていくすべとともに。

確固たる願望を持つこと、決断、信念、忍耐、マスターマインド、計画の組織化が成功の扉を開ける鍵であると説き、「欲しいものを知れば、それは得られる」「他人を傷つけてまで成功することほど、愚かなことはない」という。そして「勝利者は断じてあきらめない」とも。リンカーン、O・ヘンリー、フォードなどが、それぞれが持っていた負の面をいかに克服し成功し得たのかは、わかりやすい事実であるだけに心にずっしりくる。

読み進めていくうちに、アメリカ合衆国がなぜ繁栄の現今にあるかがあぶり出されてくる。彼らは先人の成功の哲学をまじめに学んできたのであろう。誰もが必ず成功できると心得ているのだ。自分を知り、明確な目標を掲げ決断しさえすれば。

あなたのこころをドンと揺さぶり、新しい人生を開眼させる世界的名著。ナポレオン・ヒルの「成功哲学」。

人を動かす


あらゆる自己啓発本の原点とも言うべき本書は、1937年に初版が発行されると瞬く間にベストセラーとなり、累計で1,500万部を売り上げた。『How to Win Friends and Influence People』は初版の発売当時と同じように今日でも十分通用する内容となっているが、その理由は、著者のデール・カーネギーが決して変わり得ない人間の本質を理解していたからに他ならない。著者の信ずるところによれば、経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」によるものとなる。人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示する。また、操られていると相手に感じさせないようにしながらつき合う基本的な手法にも重点を置いている。カーネギーは、誰かに自分が望むことをさせるには、状況を一度自分以外の視点に立って観察し、「他人の中に強い欲望を喚起させる」ことで可能になると述べる。更に本書を通じて、相手に好かれる方法、自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなく、あるいは恨みを買うことなくその人の考え方を変える方法を学ぶことができる。例えば、「他人にその考えが自分のものだと感じさせる」方法、そして「まず自分の失敗について語ってから他人を批判する」方法などである。また、歴史上の人物、産業界のリーダー、そして市井の人々の逸話を交えながら、著者の論点が分かりやすく解説されている。

【目次】
1 人を動かす三原則/2 人に好かれる六原則/3 人を説得する十二原則/4 人を変える九原則/付 幸福な家庭をつくる七原則

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する


目覚ましい技術進歩のおかげで、企業はかつてないほど多彩な製品やサービスを生み出せるようになった。しかしその一方で、製品やサービスのコモディティ化が進み、価格戦争は熾烈の度を極めている。
こうした状況下で、企業は従来、差別化、低コスト、コア・コンピタンス、ブランディングなど、さまざまな戦略を駆使して競合他社との戦いに挑んできた。しかし、ライバルと同じ市場で戦うかぎり、どれほど巧妙に戦略を練ったところで、いずれ消耗戦を強いられることに変わりはない。では、どうすればよいのだろう?
本書は、その問いに初めて明快な答えを出した画期的な書だ。
血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場〈レッド・オーシャン(赤い海)〉を抜け出し、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場〈ブルー・オーシャン(青い海)〉を創造すること――これこそが、熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための唯一の方法である、と本書は説く。
「新市場を創造する戦略の体系化」。これまで何人もの戦略論研究者が挑みながらついぞ解決できなかった命題は、世界屈指のビジネススクールINSEADの著名教授の手によって、本書で鮮やかに解決される。T型フォードからシルク・ドゥ・ソレイユまで、過去120年間30業界以上に及ぶ事例の調査結果に裏打ちされた本書の主張に触れれば、この1冊が間違いなく今後のビジネス界に影響を及ぼすことに、きっとあなたも気づくはずだ。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者


「レイ・クロックは頭がおかしいか、夢追い人か、その両方だ」と周囲からささやかれていた男が、後に世界最大のハンバーガーショップチェーンを率いることになる――。本書は、現在世界100カ国以上に約3万店を展開するマクドナルド王国を一代で築き上げた事業家の足跡を追った半生記。
「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」という言葉が、クロック氏の座右の銘だという。それに反することなく、小さなセールス業を営んでいた彼がマクドナルド兄弟の店と出合い、この店に賭けようと決意したのは既に52歳の時であった。本書は彼の成功秘話だけではなく、事業拡大の過程で遭遇した廃業の危機や、冒頭のセリフのような対人関係の歪みまでもを淡々と描いていく。書名の『成功はゴミ箱の中に』も、実際に彼が深夜に競争相手のゴミ箱を漁り、仕入れや消費の数字を調べたというエピソードに由来するものだ。高い志と自らの事業の正当性、合理性を寸分たりとも疑わない信念によって、アメリカンドリームを成し遂げていく様が克明に描き出されていく。

巻末では日本マクドナルド創業者、藤田田氏をよく知る「ユニクロ」の柳井正会長とソフトバンクの孫正義社長による特別対談を掲載している。

【目次】
チャンスを逃すな/仕事はハンバーガーの肉だ/セールスの極意/売上げを伸ばす/ストレスに打ち勝つ!/契約の落とし穴/フランチャイズシステム/成功の方程式/知りたいことはゴミ箱の中に/キャッシュフロー/取引先とともに成長する/理想の組織/トップは孤独である/ヒット商品の作り方/球団買収/やり遂げろ!お勧め ビジネス本 おすすめ

ビジネス書 おすすめ 名著 必読

僕の「天職」は7000人のキャラバンになった マイクロソフトを飛び出した社会起業家の成長物語


社会起業家のバイブル『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
』待望の続編。途上世界の識字率の向上に尽力するルーム・トゥ・リードの物語を通して、途上世界の教育に関する現状をいきいきと伝える。また、スターバックスよりも速いスピードで成長を続けるNPO組織の運営手法は営利・非営利問わず参考になるところ大だ。
「僕はひとつの組織のリーダーではなく、ひとつの世界規模の運動を率いる多くのリーダーのひとりでありたい」。
ひとりのリーダーの呼びかけに共感した1人ひとりが、それぞれの立場や思いに応じて自分のスタイルでできることを続けていくとき、そこに力強いグローバルな流れが生まれる――本書は、私たちにそのことを気づかせてくれる。

【目次】
一〇年間で一万カ所の図書館/大胆な目標は大胆な人を引き寄せる/一キログラムの金塊/人生の宝くじ/すべてはバフンダンダから始まった/チャレンジ・グラント・モデルー自分たちで助け合う手助けをする/バルマー主義で一流のチームをつくる/ツナミから一年/レンジローバーはいらないー経費削減戦争/ネパールのドクター・スース〔ほか〕お勧め ビジネス本 おすすめ

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EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方


全米トップ企業の8割が導入!
話題のEQ理論で、優れたリーダーの資質を徹底解明。
社会で成功するために重要なのは、IQではなくEQ(こころの知能指数)だ――IQ神話を覆した大ベストセラー『EQ~こころの知能指数』の著者、ダニエル・ゴールマン博士が、こんどはビジネスで成功するために最も重要な要素、リーダーシップの本質を解き明かした最新作の登場です。アメリカでは今年3月に刊行され、USAtodayなど各メディアの絶賛を浴び、たちまちベストセラーリスト入りした話題作です。
本書は3部構成。まず、第1部「六つのリーダーシップ・スタイル」で、ゴールマン博士は、同僚よりもはるかに高い業績をあげるスター社員3800人を徹底調査し、彼らの共通項を探っていきます。その結果、彼らが6通りの「EQリーダーシップ・スタイル」を状況に応じて使い分けていることが判明。それは――

◆ビジョン型――共通の夢に向かって人々を動かす
◆コーチ型――個々人の希望を組織の目標に結びつける
◆関係重視型――人々を互いに結びつけてハーモニーを作る
◆民主型――提案を歓迎し、参加を通じてコミットメントを得る
◆ペースセッター型――難度が高く、やりがいのある目標の達成をめざす
◆強制型――緊急時に明確な方向性を示すことで恐怖を鎮める

つづく第二部「EQリーダーへの道」では、個人のEQを高め、「EQ型リーダー」になる方法を具体的に伝授。第三部「EQの高い組織を築く」では、さらに一歩進んで、組織や集団全体のEQを高めていくための手法件をさぐります。欧米有名企業の実例を豊富に盛り込んだ、実践的かつ画期的なリーダーシップ論です。お勧め ビジネス本 おすすめ

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リーダーになる


世界21カ国で刊行!
リーダーシップ論の世界的権威、ベニスの最高傑作、増補改訂版にて登場!!

「生まれながらの」リーダーなどいない。人は、リーダーに「なる」のだ。しかし、それは学校で教わるようなものではない。では、どうやって?それを解き明かしたのが本書である。

各界で活躍する数多くのリーダーたちへのインタビューをベースに、長年の研究でつかんだ「本物のリーダーになるための道のり」を具体的に解き明かす感動の1冊。

[本書への賛辞]
●トム・ピータース
第一級の実践家にして研究者、理論家であるウォレン・ベニスが、いっさいの妥協を排して書き下ろしたリーダーのための実践的な入門書。本書に書かれていること以上に重要なテーマはなく、またベニスほどの能力と思いやりをもって、このテーマに取り組んだ者もいない。

●ピーター・ドラッカー
本書はウォレン・ベニスのもっとも重要な著作である。

●ロザベス・モス・カンター(ハーバード・ビジネス・スクール教授)
これほど刺激的で、示唆に満ち、魅力的で、緻密で、説得力と啓示にあふれたリーダーシップ論を書くことのできる人間はウォレン・ベニスをおいてほかにない。豊富なエピソードをもとに、第一級のリーダーたちと彼らが頂点をきわめるまでの興味深い道のりを鮮やかに描いた本書は、未来のリーダーを自己探求の旅へ駆り立てるものとなるだろう。

●ダニエル・ゴールマン(『EQ』著者)
リーダー必携のハンドブック。リーダー論の権威、ウォレン・ベニスがそのたぐいまれな見識をもとにリーダーシップの世界をつまびらかにする。

●チャールズ・ハンディ(『パラドックスの時代』著者)
鋭い眼力と豊かな文才で、ベニスはアメリカを代表するユニークなリーダーたちを描き出した。本書に記された教訓は、すべてのエグゼクティブの心をつかむだろう。

●ベティ・フリーダン(作家・女性活動家)
ウォレン・ベニスはリーダーシップの本質をとらえた。品性、信頼、ビジョン――どれも小手先の技術では手に入らない資質ばかりだ。時代は新しいリーダーを緊急に必要としている。本書はすべての人にとって、新時代のリーダーを選び出す役に立つだろう。

●ノール・ティシー(ミシガン大学ビジネススクール教授)
世界でもっとも稀少な資源『リーダーシップ』を育てるためにはどうすればよいのか―9.11とエンロン事件を経験した世界が求める新しいリーダー像をウォレン・ベニスが描き出す。

●ハーヴィ・B・マッケイ(『ビジネス人間学』著者)
卓越した洞察力でリーダーを解体した刺激的で魅力的な一冊。ベニスは玉ねぎの皮をむくようにリーダーシップの核心を明らかにした。本書を読み、その果実を手にしてほしい。

●「ビジネス・フォーラム」
ベニスには重要な著作が何冊もあるが、本書はまちがいなく、その最高傑作だ。 お勧め ビジネス本 おすすめ

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バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか


富とは、単純な法則を理解し、守れば、いくらでも手にすることができるものである。現代における富の支配法則は、数千年前のバビロンの時代から変わることはない。成功の黄金原則を説いた感動のストーリー。

【目次】
プロローグ こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろうー戦車職人バンシアの素朴な疑問/第1話 財産を築くには不滅の「原則」があったー富豪の金貸しアルガミシュの忘れ得ぬ言葉/第2話 富をもたらす黄金の「七つの知恵」とはー大富豪アルカドの価値ある講義/第3話 「幸運の女神」が微笑む人間とはー大富豪アルカドと受講者たちの白熱の議論/第4話 金貨の袋か、「知恵の言葉」が刻まれた粘土板かー大富豪アルカドの息子ノマシアの苛酷な試練/第5話 自ら稼いだ資金の運用は、こうして決めるー富豪の金貸しメイソンの忌憚なき忠言/第6話 「強固な城壁」は、人々を恐怖や不安から守ってくれるー老戦士バンザルの確固たる自信/第7話 奴隷に成り下がっても、「人間としての誇り」を忘れなかった男ー元奴隷、富豪の駱駝商人ダバシアの数奇な体験/第8話 「バビロンの知恵」は現代にも通用するかー出土した粘土板が伝える貴重な記録/第9話 幸福 それは「労働の喜び」を知ることー元奴隷、富豪の大商人シャルゥ・ナダの愛ある教えお勧め ビジネス本 おすすめ

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シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは


著者は米国のダイレクトマーケティングの世界で大きな成功を収めた人物だ。カタログ販売やテレビのショッピング番組で売り上げを左右するのは言葉の力だと言う。たった1つの表現、説明の順序、力点の置き方を工夫するだけでセールスの成績は劇的に上がると言い、そのノウハウを30のポイントに絞って明かす。また、通信販売のみならず、人的販売の現場でも応用できるように解説を加えていく。

手ごわい顧客の心を動かし、ついには購買を決めさせてしまう「心理的トリガー(引き金)」の存在を見極めろと指南する。“引き金”の1つが「一貫性の原理」だ。ある商品本体と付属品を売りたい場合、まずはシンプルに本体のみの購入を促せという。セットの価格には二の足を踏んでいた顧客も、本体を買うと決断した瞬間から一貫した購買行動を取ろうとする心理が働く。結果として「ついで買い」には寛容になると解説。また、商品に欠点がある場合は、最後に明かすのではなく、真っ先に伝えてしまうと案外納得してもらえると言う。

そのほか「顧客はまず商品を感覚で納得し、その後に理屈を求める」「その商品を既に所有する人々を魅力的に語って、『帰属欲求』を満たしてやれ」など、ユニークな助言が続く。

【目次】
アイスクリームの注文手順/隣人の急死/愛とキャンパス売春婦/臭いもののフタは開けろ/災い転じて…/No.1テレビセールスマンの秘密/「手を上げろ!」でお金をもらう/ハワイで物語する/男子風呂の「公告」/社長の愛車はラビットです〔ほか〕お勧め ビジネス本 おすすめ

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君に成功を贈る


東郷平八郎、原敬、松下幸之助、ロックフェラー3世等、時代のリーダー達はなぜ天風に心服したのか。熱く、優しく、面白く、魂に直接に語りかけてくる54項目の「人生成功の哲学」を解き明かす。
【目次】・幸福な人生に生きる・強い命をつくる・価値高く生きる
・思いどおりの人生に生きる・敵をも味方にする・笑いの人生に生きる
・人生、極楽の秘訣・はしがき・天風金言・至言100選・日常の心得


●有意義な人生に生きるに、何が一番先に必要か
人間として生まれた以上は、なにをおいても第一番に「有意義な幸福な人生に生きたい」と誰もが願うでしょう。ですが、あなた方が思いえがく夢なら夢、あるいは「ああなりたいなあ」という願いなら願い、出世や成功というものを実現するには、一番に、人間というものをつくられなければダメなんです。
こう申しますと、「だから一生懸命に勉強したり、会社に入って勤労生活にはげんでいるじゃないか」と言うでしょう。
もちろん、それも有意義な幸福な人生に生きる一つの方法には違いありませんが、すべてのものには、一番最初に必要なことがあるんです。
英語の諺に「イット・ウッド・ビー・ファーストシング・アット・ファースト」という言葉があります。これは、「何もかも一番先に必要なものが必要だ」という意味であります。
さてそこで、みなさんに一つお訊きしてみたい。この意味にのっとって有意義な幸福な人生に生きるには、なにをおいても一番先に必要なことはなんだと思われますか。

中村天風(なかむら・てんぷう)について
明治九年、東京王子村(現北区)生まれ。明治三十五年頃、参謀本部諜報部員として旧満州に派遣され、日露戦時下めざましい活躍をする。帰国後、奔馬性肺結核にかかり、救いの道を求め欧米も巡るも回復せず、日本へ向かう途中、ヨガの聖者カリアッパ師に奇遇、ヒマラヤのカンチェンジュンガに導かれ行修。日本人初のヨガ直伝者となる。
帰国後、突如感ずるところあって、社会的地位、財産を放棄し、辻説法に転じる。その波乱の半生から得た人生哲学は、触れる者をたちまち魅了。
東郷平八郎元帥、原敬氏、ロックフェラー三世、松下幸之助氏、倉田主税氏、浅野総一郎氏、双葉山定次(元横綱)、廣岡達朗氏、宇野千代氏・・・、戦前戦後を通し、各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和四十三年没後も、TDK相談役素野福次郎氏、京セラ名誉会長稲盛和夫氏など、天風門人となる者が後を絶たない。
著者「真人生の探求」「研心抄」「錬身抄」(いずれも天風会刊)「成功の実現」「盛大な人生」「心に成功の炎を」「いつまでも若々しく生きる」(いずれも日本経営合理化協会刊)他。お勧め ビジネス本 おすすめ

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仕事は楽しいかね?


出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。

試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。

【目次】
仕事は楽しいかね?/人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくのだよ。/試してみることに失敗はない/明日は今日と違う自分になる、だよ。/これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。/必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。/目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。/きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。/あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。/それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。〔ほか〕お勧め ビジネス本 おすすめ

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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則


スティーブ・ジョブズのプレゼンの魅力を解き明かす!~アップルCEOのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、なぜあれほど人々を魅了し、熱狂させるのかー。本書は、iPhone発表時などスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンを紹介しながら、その秘密を詳しく解説していきます。専門用語を使わない、ツイッターのように短い一文で製品やサービスを表わす、ポイントを3つにする、ヒーローと敵役を登場させる、ひたすら練習を積むなど、スティーブ・ジョブズのプレゼンの法則を解き明かします。

スティーブ・ジョブズの名文句やスライドの数々を紹介!~本書では、プレゼンテーションでスティーブ・ジョブズが繰り出した名文句や魅力的なスライド、演出の数々を紹介しています。シンプルでわかりやすく、人の心をつかむスライドや言葉を一部は英語も交えて紹介しています。巻末には、本書に登場するスティーブ・ジョブズのプレゼン動画を見られるURLのリストを掲載しています。ぜひ、動画も合わせてご覧ください[名文句の例]「今日、アップルは電話を再発明する」「iPodはガムより小さくて軽いんだ」「iPhone 3G。速度は2倍、価格は半分」「マイクロソフトが抱えている問題はただひとつ。美的感覚がないことだ。足りないんじゃない。ないんだ」「今までに売れたiPhoneは400万台。うれしいねえ。1日平均2万台のiPhoneが売れたことになる」

人々を惹きつけるプレゼン 18の法則~構想はアナログでまとめる/一番大事な問いに答える/救世主的な目的意識を持つ/ツイッターのようなヘッドラインを作る/ロードマップを描く/敵役を導入する/正義の味方を登場させる/禅の心で伝える/数字をドレスアップする/「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う/ステージを共有する/小道具を上手に使う/「うっそー!」な瞬間を演出する/存在感の出し方を身につける/簡単そうに見せる/目的に合った服装をする台本を捨てる/楽しむお勧め ビジネス本 おすすめ

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