IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉


IBMの創業者、トーマス・ワトソンの息子である著者が、IBMのCEO(最高経営責任者)時代に著した経営書。絶版だったものを復刊した。
すべての組織には、方針や活動の土台となる健全な信条が必要。これらを忠実に固守できるか否かが、会社の成否を決める。IBMを成功に導いたのは「個人を尊重する」「世界一の顧客サービスを提供する」「すべての仕事を最高のやり方で遂行する」という3つの信条だとして、内容を紹介する。

「完璧を目指さずに成功するよりも、完璧を目指して失敗する方がよい」「会社を倫理的で清廉に保つことは、経営トップの責任である。決して成り行き任せにしてはいけない」など、現在も十分通じる経営哲学を示す。

【目次】
1 最高のものを、どうやって引き出すか?/2 社員を、いかに成長させるか?/3 最高のサービスと完璧な仕事とは?/4 激しい変化に立ち向かうには?/5 成長と変化から、何を学ぶか?/6 公共の利益を考える/7 新たな問題に、新たな方法で取り組む