「人間」としての生き方 現代語訳『東洋倫理概論』を読む


『東洋倫理概論』は、昭和二年、金〓(けい)学院を開院した際、そこに学ぶ青年たちに向けて著わした、いわば生き方の指針の書である。原本は歴史的仮名遣い、独特の表現も少なからずあるため、読者の理解の便を図り、原書の趣旨を損なわずに、現代語に直したのが本書である。多方面に怪しさが漂う現代、安岡数学の骨格をなす本書は、真っ当に生きることを考えるうえで、一度は読んでおきたい書である。



【目次】
第1編 志尚-早年の倫理(孝悌/師友に対する敬愛/英雄哲人に対する私淑 ほか)/第2編 敬義-中年の倫理(家庭生活/社会生活/独の生活)/第3編 立命-晩年の倫理(境遇の自得/生死の覚悟/報謝の生活)