人は生まれなおせる


気がつけばダイヤのように光り輝くあなたがいる。「いちばん大切なことをすべての人に」三万人のこころを輝かしたあまちゆうとのメッセージ。

【目次】
第1章 イキイキと輝く人になる(苦しかったらやめてみる/自分を他人と比較しない ほか)/第2章 “ほんとうにやりたいこと”をやる生き方(余命一日だとしたら…/ほんとうにやりたいこととは ほか)/第3章 自分を受け入れる(起こったことを「受け入れる」/「受け入れる」とは ほか)/第4章 “ありのまま”で生きる(価値観というモノサシ/プラス思考にも落とし穴 ほか)/第5章 ナンバーワンからオールワンの世界へ(人を動かしている力/「ひとつ」である、ということ ほか)

□自分を他人と比較しない
「人生すべて勝つか負けるか」「他人を蹴落としてでも勝たないと生き残れない」「負けたら人生の落伍者」「戦いに勝ってこそ幸せが手に入る」などなど。すべて、競争社会において常識とされている言葉です。
このような社会で、私たちは子供のころから、他人を蹴落としてでも自分を守る、というトレーニングを積んできました。「いかに他人と差をつけるか」「自分が優位に立つか」という社会で、みんなが比較・競争の生き残りゲームをしてきたようなものです。だから多くの人は学歴や社会的な立場、仕事の業績、収入、能力、容姿といった、あらゆる面で他人と自分を比較し、競争することがクセになっています。どんなときも誰に対しても「あの人に比べて自分は劣っている」とか、「あの人より自分のほうが優れている」という比較を無意識のうちに、一瞬にして行なっているのです。
このような心理状態にあるとき、すべての他人は協力し合う「味方」でも共に生きる「仲間」でもなく、競争相手であり、自分の立場を脅かす「敵」になっています。
また人は、競争社会の中で他人とだけ戦っているわけではありません。他人より優位に立つために自分に対する要求が高くなって、必然的に自分とも戦うようになります。これは正確にいうと、理想の自分に少しでも近づこうとする戦いです。
すると人は、「他人より優秀な自分」「誰もが認める自分」「失敗しない自分」「欠点のない自分」といった理想の自分を描いて、理想通りでない自分をおとしめ、責めるようになります。そして、”理想”と自分自身との距離を縮められない人ほど自己嫌悪し、強い劣等感を抱いて生きるようになってしまうのです。
正直いって私たちは、こんなふうに常に比較・競争し、精神的に戦いながら生きることに、すっかり疲れてしまいました。今、時代は大きく変わろうとしています。社会全体としての意識改革が少しずつさまざまなところで進行し、みんなが気づき始めています。
比較・競争の生き残りゲームから降りない限り、
ほんとうの幸せはない
すべての面で、すべての人に勝つことなんて、誰にもできません。それに、ごくひと握りの”勝者”といわれるような人も、決して心が満たされているわけではありません。戦っても戦っても終わりがなく、一時的に勝てたとしても、ほんとうの意味で幸せになれるわけではない。それがこの競争社会だということに、みんなが気づき始めているのです。

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